こんにちは受付のたけこです
寒い日が続いておりますがみなさま体調崩されてないでしょうか?
近頃インフルエンザによるキャンセルも多いので心配です・・・
みなさまお気を付けくださいませ
本日は、先日カンボジアへ行かれた大森Drによるブログです
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先日、カンボジアにて歯科医療、見学を行ってきました。
縁があり、フリーランスのDr.岩田、ひろみさんと広島の開業予定の楠木先生と向かいました。
カンボジアという国は、発展途上国であり、医療の発展もまだまだこれからです。その技術寄与のため、Dr.岩田は約20年間無償の医療を行って来られました。そして、その活動を奥さんのひとみさんはそれをサポートしてこられました。
初日はシェムリアップの州立病院に行かせてもらいました。
初めて見るオペ現場は衝撃的な環境でした。機材器具は寄せ集め、ハエも飛ぶような場所で日本と比べても程遠い環境でありました。また、医療レベルも低いため、救われることなく、病状がひどく進行している方も多く、とても厳しい状況でありました。
そんな中、Dr.岩田が来ることで救われる命(口腔ガンなど、顎顔面領域のガンを対象)がたくさんあることに、感動したのと同時に同じ歯科医としてできることは何かあるのかと、考えさせられました。そのほか、先天的に口唇裂などの子どもの整形のオペまでもされています。子どもにとっては将来に大きく影響する見た目も大きく改善させることができます。
カンボジアで行う医療は日本の機材を持ち込むことなく、その場にあるものでオペを行う、技術継承のためには、現地の環境で行うということもポリシーの一つであるそうです。
日本の環境を外の世界から見ることで、気づかされることがたくさんある研修になりました。
日本は豊かな国です。しかし、心が貧しくならないように気をつけなければいけないと思いました。カンボジアのかたは、貧しい国ではありますが、とても心が豊かな人たちでした。
強い生命力を感じることもできました。
ちなみにオペに来られる際は、患者さんが自分で点滴を持ってオペ室に入り、自分でベッドに寝るという光景を見たときには驚きました。退院の際は、木の枝に点滴をつけて自分で帰っていきます。針は自分で抜くそうです。
2日目以降はカンボジアの開業歯科医院にてインプラントのオペをしにいきました。
異国の地での治療はとても大変でしたが、いい経験になりました。
日々、自分たちがどれだけ恵まれた環境で仕事ができているか、スタッフと患者さんに感謝をし、引き続き技術の進歩と、人としての成長を目指して頑張っていきたいと思いました。
3月1日(金)から9日(土)は、私は診療をお休みさせてもらってアメリカへ歯周病とインプラントについての学会に参加してくる予定です。
その間は患者さんにご迷惑をおかけしますが、また還元できるように勉強してまいります。
引き続き、ひらのファミリー歯科をよろしくお願いします。